shigemmy’s note

絵を描く者のおぼえがき

松方コレクション

国立西洋美術館にて行われている松方コレクション展。 artexhibition.jp 某銀行顧客貸切デーに友人が誘ってくれて、とてもストレス無くゆっくりと 鑑賞する事が出来た。 実はル・コルビジェ建築でもあり、ロダンの考える人もお座りになっている と言う、ここ…

ゴッホ展〜巡りゆく日本の夢〜

あのゴッホが、ジャポネスクに憧れ、浮世絵に影響を受けていたなんて、 あの筆のタッチから想像がつくだろうか? 実際に、浮世絵を真似て描いた 美人画↓を見てもゴッホはゴッホだった。 そんなゴッホに憧れた日本人の画家や知識人の多くが、ゴッホの没後、 …

クートラスの思い出

2017年になって、ずっと休んでいたこのブログ。 今年中に書いておきたかったアート展『クートラス』について、 今年もあと3日となった今日、慌てて書き出すことにした。 Robert Coutelas 1930年パリ生まれ、10代から工場に勤め、その後、石工となる。 ちょ…

ピエール・アレシンスキー展

bunkamuraザ・ミュージアムで開催中のベルギー出身の現代アーティスト、ピエール・アレシンスキー展に一歩足を入れた途端、小躍りするぐらい胸が高鳴った。 コピーちっくに言えば『初めて会った瞬間、恋に落ちた』という感じ?正確には、恋に落ちる時に感じ…

奥村土牛 〜画業ひとすじ100年のあゆみ〜

奥村土牛は明治に生まれ平成2年に101歳で亡くなるまで、現役で活躍された日本画家だ。私にとってちょっと特別なエピソードのある人物である。 実は若かりし頃に、奥村土牛の息子さんでフォトジャーナリストの奥村勝之氏に写真を習っていた。世田谷の奥村…

ジョルジョ・モランディー終わりなき変奏

世界中に熱狂的なファンを持つと言われている20世紀(1890~1964)のイタリアの画家モランディ。その回顧展が17年振りに東京ステーションギャラリーで行われている。(日本では3度目)モランディは生まれ故郷のボローニャから一歩も出ず、生涯独身のまま…

ヘレン・シャルフベック 〜魂のまなざし

フィンランドにヘレン・シャルフベックという女流画家がいたのを知っているだろうか?日本ではあまり紹介されて来なかったが、2012年に生誕150周年を記念する回顧展が開催され、今 世界的に注目されている画家だと言う。そのヘレンの初期から晩年にかけての…

村上隆

六本木ヒルズの森美術館で行われている「五百羅漢図展」に行った人も多いだろう。もの凄いスケールで見せられる村上隆という男の世界は正直、苦手だった。好きとか嫌いでは無くて、身体が受け付けないのである。まあ これは異性の好みに近い感覚に似ている。…

偉大なる大先輩達に出会う

アンディウォーホール、キースへリング、ジャスパージョーンズ、、アメリカの現代アートを代表するアーティスト達のプリントの作品が売りに出てる?!と言うことで、ランチの序でに覗いてきた。アーティストという幅の広いくくりの中において、彼らの成して…

Fondation Louis Vuitton

ルイ.ヴィトン財団美術館は2014年に出来たばかりで訪れた人も少ないだろう。私も知らなかったがParisアートシーンに詳しい友人からのお薦めだったのでカルティエ美術館と迷って此方に向かった。行って大正解!このFrank Ghery による建物そのものがアート!…

Musée Picasso Paris

ここのミュージアムにあるピカソの作品は全部好きだ!おまけに人も疎らでのんびりと自分のペースで鑑賞出来る。写真を撮っても良いのか係に尋ねたら「of course」と返ってきた。オフコースですよ、オフコース!ピカソなのに…オフコース 絵の前に進入禁止の…